皆さん、こんにちは。
患者様からよく
「骨密度検査って何?」
「これレントゲンちがうの?」
「ドラッグストアで簡単にしてくれた!もう、する必要ないわ」
といったことを言われることが多いです。
今回は骨密度検査について簡単にご説明したいと思います。
私たちの骨は
⭕️「新しい骨を作るはたらき」
⭕️「古い骨を溶かして吸収するはたらき」
の二つの働きで、常に作り替えられています。
しかし、女性の場合は女性ホルモンが加齢によって減少すると、「骨を溶かすはたらき」の方が優位になってしまい、骨量がどんどん減少していきます。
骨がもろくなった状態を骨粗鬆症と言い、進行すると転倒や日常動作でも骨折のリスクが大きくなります。怖いですね!
⭕️身体や関節の痛みがあるという患者さんの骨密度を測るのはそのためなんです。
さて、骨密度測定には、X線を使う方法と、超音波を使って計測する方法があります。
ドラッグストアや自宅などで測れるのは超音波式ですね。
厳密に測る場合は院内でお測りください。
当院ではDEXA法と言って、2種類のエネルギーを持つX線を用いた測定法を行っています。
これは骨密度検査の中でも高精度な上、X線もわずかで済むため、優れた検査方法です。
なぜ🟡腰椎と🟡大腿骨なのかというと、この二か所の骨の変化は観察しやすいこと、
🟡骨粗鬆症が原因の骨折のリスクが高い部位なので検査の必要性あるのです。
検査は台の上で寝ているだけですぐに終わります。。
設備があたらしくなり、台が昇降できるようになったので、足の不自由な方でも楽に台へ上がって検査を受けられますよ。
閉経された方や、身体が痛むかたは是非、検査を受けてください。
1階 レントゲン技師