皆さん、こんにちは!
先日、奈良の飛鳥の特別史跡キトラ古墳へ行ってきました。
ドーム状の小さな円墳です。
7世紀末期から8世紀という、古墳の中では終末期に作られたもので、
このころの古墳はかなりコンパクトになっています。
誰を埋葬したものなのか、「キトラ」とはどういう意味なのか、など謎の多い古墳です。
発掘調査の時、古墳の中に壁画が描かれていたのが発見されました。
途方もない年月で、いつ崩れてもおかしくない状況でした。
貴重な古代資料が失われたら大変です。
当時最先端の技術を使って丁寧に壁画を取り外しました。
壁画は現在、周辺施設の「四神の館」に展示されています(要予約)。
私も予約して見てきました。
撮影厳禁なので文で説明します。
展示室入り口には副葬品がありました。
ほとんど風化した剣の欠片と、虫眼鏡でかろうじて見える装飾品でした。
中央には壁画です。
ここに、四神のひとつ、「玄武」という伝説の生き物の絵が描かれています。
玄武の絵はくっきり見えます。
周りには十二支の生き物も描かれていましたが、損傷のあまりよく見えませんでした。
季節によって公開する壁画は変わるそうです。
地下の展示室では、石室(復元)に入る体験をすることもできます。
皆様もぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
一階 外来スタッフ