もう9月になりますが、まだまだ暑い日がつづいております。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は恐怖体験の話をしたいと思います。
私が学生の頃、新しい住居に引っ越してからの事です。
真夜中に目を覚ますと、体が動かなくなり、
おまけに無数の手がベッドの下から出てきて体中をつかまれまるという出来事が、
毎月のように起こったのです。
この家には幽霊が住んでいたのでしょうか。
実は体が動かなくなる現象は睡眠麻痺といって、
レム睡眠時(睡眠の状態の一つで、体は起きているが脳は眠っている)に起きやすい現象です。
仰向けで寝ている際に起きやすく、他にも睡眠不足、睡眠サイクルの乱れ、
ストレス等の要因が関係しているといわれています。
体は眠っているのに脳だけが中途半端に覚醒してしまうため、体は動かず、
幽霊のようなものの気配(=夢)を感じてしまうのです。
決まった時間に睡眠をとり、規則正しい生活を心がけていれば、予防することができます。
私も、最近睡眠に気を付けるようになってから、今の所遭遇していません。
皆様も、万が一金縛りにあっても慌てず深呼吸し、普段からしっかりと睡眠をお取りください。
一階 外来スタッフ