肺は自力で膨らんだり縮んだりしているのではなく、周囲の筋肉が働いて動かしています。
呼吸法には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」があります。「胸式呼吸」は横隔膜をあまり動かさない浅い呼吸のため、一度に吸える量は少ないですが、素早く呼吸ができます。「腹式呼吸」は息を吸う際にお腹を膨らませ、横隔膜を大きく動かす呼吸法です。一度に吸える空気の量も多くなり、胸式の3倍以上になります。
そして、日中私たちは胸式呼吸をしていますが、就寝中は無意識に腹式呼吸をしています。
2階のリハビリでも、「腹式呼吸」のことをお伝えすることがありますが、リラックス効果や、免疫力向上、インナーマッスルが鍛えられる、大きな声を出しやすくなる等の効果があります。
慣れるまでは寝た姿勢で行うほうが良いかもしれません。
①仰向けに寝た状態で膝を立てて、お腹に手を当てます。
②最初に大きく息を吸いお腹をできるだけ膨らまします。
③大きく息を吐き出し、お腹をへこませます。
④呼吸(②と③)を繰り返します。
1日5回くらいから始めて、慣れてきたら10回くらいに増やしていきましょう。
分からないことがあれば、気軽に2階リハビリスタッフまで(*^-^*)ノ
2階:リハビリ