今日は当院に設置しているESWT(体外衝撃波疼痛治療)について書いていきたいと思います。
当院には、最新の治療機器でもあるESWT(体外衝撃波疼痛治療装置)を設置しています。
まず「体外衝撃波治療」とは何なのか??
一言で言うと痛みのある部位に衝撃波を照射する「新しい治療法」です。
ヨーロッパを中心に普及し足底腱膜炎や腱付着部炎などの多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に応用されています。
欧米ではスポーツ選手を中心に、安全かつ有効な治療法としてスペイン・イタリア・フランス・オランダなど各国のサッカー代表チームが国際試合で衝撃波疼痛治療を使用しています。
日本国内では難治性の足底腱膜炎に対し、保険が適用されています。
国際衝撃波治療学会では下記の疾患が対象とされています。
[足部] 足底腱膜炎・アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎
[膝] 膝蓋腱炎
[肘] 上腕骨外側上顆炎・内側上顆炎(野球肘・テニス肘)
[肩] 石灰沈着性腱板炎・腱板炎
[骨折] 疲労骨折・偽関節
[その他] 早期の離断性骨軟骨炎・早期の骨壊死
上記の疾患での除痛が期待できます。
では何故痛い部分に衝撃波を照射して痛みがなくなるのか??
痛みのある部分に衝撃波を照射する事で治す為の細胞を活性化させ、痛みを感じさせている神経を破壊し、痛みを伝える物質を減少させる事ができます。
このような原理で治療を行っていきます。
当院では足底腱膜炎を中心に「野球肘」や「テニス肘」などスポーツをされている方々やパソコンなどの手作業で肘の痛みがある方も体外衝撃波疼痛治療を受けられています。
治療時間は1回約10~15分程度です。
もちろん、麻酔などは不要で傷跡も残りませんので安心して行える治療です。
体外衝撃波による治療は、完全なる除痛を保証するものではありません。
また患者様により治療効果や治癒期間が異なります。
平均的治療効果は、60%~80%と報告されておりますので、ご興味のある方は当院までお気軽にお問い合わせ下さい。