秋田犬は日本犬の一種で、国の天然記念物に指定されている大型犬種です。
主人に忠実な性質をもち、番犬に最適といわれています。
ハチの飼い主は、東京府豊多摩群渋谷町(現:東京都渋谷区)に住んでいた上野英三郎という、東京帝国大学の教授でハチは秋田犬を飼いたいという英三郎の希望で、秋田県から東京までやってきました。
英三郎は、大正13年にハチを飼い始め、英三郎が出かける際には玄関や門前で見送りし、最寄り駅の渋谷駅まで送り迎えすることもあったそうです。
しかし、翌年の大正14年に英三郎は職場で急死してしまいます。
英三郎がなくなったあと、ハチは上野の親戚の家などに預けられますが、英三郎を迎えに行こうとしてか渋谷駅を目指して逃げ出すこともありました。そんなこともあり、最終的にはハチのことを小さい頃から可愛がっていた渋谷の隣町の植木職人の家に預けられました。
この頃から、英三郎が帰宅していた時刻になると、ハチが渋谷駅にいるのを多くの人が目撃するようになりました。
このお話はけっこう有名ですが、、、今、日本にハチの姿を実際に見たことがあるという方は何人くらいいらっしゃるのでしょうかね。
1階:看護師