高齢者は食事や唾液での誤嚥が懸念され、口腔体操は摂食・嚥下機能や構音機能の低下を予防し、食べ物を咀嚼して飲み込むまでの一連の動きをスムーズにする効果が期待できます。その誤嚥を予防する口腔体操として「パタカラ体操」や「早口言葉」があります。
舌や口周りの筋肉をストレッチしたり動かしたりすることで、口腔機能の低下を予防することができます。
高齢者の方に向けて行う口腔体操は「食事前」が一番良いと言われています。唾液が分泌しやすくなるため、食魂を形成し、飲み込みやすくする効果があります。
まずは、「あいうえお体操」です。大きく口や顎、唇、舌を動かすトレーニングです。
誤嚥の予防や表情筋のトレーニングとして効果があり、大きな声を出すことで腹圧が高まり、誤嚥しかけた時に咳き込む力が強くなります。
もうひとつは「パタカラ体操」です。舌や唇の運動を大きく活用する発声方法のため、嚥下機能にも発声機能にも効果的です。
遠くに声を届けるようにお腹の底から大きな声を出します(ご近所迷惑にならない程度でお願いします)
それぞれ5回を目安に行います。
次は早口言葉に挑戦しましょう(*´▽`*)ノ
①生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)
②東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)
③きゃりーぱみゅぱみゅ
など、様々な早口言葉もあります。
毎日、長期的に行うことにより予防につながります。
2階リハビリスタッフ