「冬の中に春を見る心」
老年期というのは、たしかに人生の四季の中で、いうならば「冬」にあたると思います。
暗い話も多くなり重い心になることも多いでしょう。しかし、人と生まれてきて冬の中に
暗さ、厳しさしか見ることができないのでは勿体ないことではないか?と思います。
人生の冬にあっても、その中に春を感じることができる。それは、すばらしいことだと思
います。老いの中の豊かさとは、そういうことではないのでしょうか?難しい事ですが、
年をとったからとか病気になったからといって、決して暗いことにばかり目を向けずあたたか
く光るものに、心を向けて春を感じることができたらいいなと思います。