高血圧の治療においては食塩制限が重要で、日本高血圧学会は1日6g未満を推奨しています。
皆様ご存知の通り、食塩と高血圧の関係はよく知られていますが、食塩摂取量が非常に少ない地域では高血圧の人は見られず、加齢に伴う血圧上昇もほとんどないことが示されています。食塩制限は、正常血圧の人にとっても、高血圧予防の為に意義が大きいと考えられているようです。
日本では塩分摂取量が多く、一般人の食塩摂取量について、男性は1日8g未満、女性は7g未満とされていますが、欧米では、一般の人にも6g未満を推奨しているところもあるそうです。また、世界保健機関(WHO)も、すべての成人の減塩目標を5g未満としています。
塩分の高いものを食べると、自然と喉が渇きます。人間の体液は塩分濃度が決まっているので、それを超える塩分を摂取すると、その濃度を薄めようとする自己防衛反応から、水分を摂ろうとします。余分な塩分と水分を摂取することで体液(血液)が増え、心臓などに負担がかかります。これは生活習慣病にも繋がるので注意しなければなりません。健康を維持し、健康に過ごしましょう('ω')ノ