国内で初めて確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」は、これまでの変異株と比べても異例といえる変異の多さに特徴があるとのこと。
オミクロン株には、ウイルス表面の突起部分に30か所以上の変異があります。この突起は「鍵」のようなもので、人間の細胞の側にある「鍵穴」に結合して細胞に入り込みます。変異で鍵の性質が変わると、細胞内に侵入しやすくなったり、ワクチンで作られる「中和抗体」の働きを弱めたりすることがあります。
オミクロン株の特徴として
①人の細胞に侵入しやすい可能性がある
②ワクチンや薬が効きにくい可能性がある
③無症状感染もありうること
④重症化しやすいかは不明
感染力が高い英国由来の「アルファ株」やインド由来の「デルタ株」などにも見られた変異も合わせ持つそうです。
これからの季節は、年末年始に向け人の移動や接触機会も増えるため、オミクロン株の情報収集もしつつ、これ以上ウイルスに苦しめられないよう基本的な感染対策はこれからも必須ですね。手洗い・うがい・消毒・三密を避ける等、まだまだ長い戦いになるかも知れませんが、命に関わることです。