3、偉大なる敗者
休みの日は午前中に剣道に行って、掃除と洗濯の後は、何処に出かけることなくコミックの『終末のワルキューレ』を部屋でゴロゴロ転がりながら、読んでおります。
第三戦では、ギリシャ神話の三叉の槍を持ったポセイドンと佐々木小次郎が闘うのですが、佐々木小次郎はこれまで勝ったことが一度も無い老人(選手は全盛期の若者の姿で登場することが通常なのですが、彼だけ死後も鍛錬することを怠ることなく修行を続けたので老人の姿です)です。偉大なる敗者と形容されています。私も剣道は勿論、人生でも仕事も勉強も、そして、恋愛も殆んど、勝ったことがありません。勝つことの喜びを再び味わいたいものです。
彼はよく頭の中で闘いをシュミレートするのですが、私も人生を頻繁に脳内でシュミレーションします(3割はこれからの人生をラフスケッチして、残りの7割は過去をもう一度頭の中で生き直す)大概、後悔の念により途方に暮れてその作業を終了します。
人類の進化、個人の向上ということを考えると先日のオリンピックのアメリカ🇺🇸の水泳の選手に横隔膜だけではなく胸鎖乳突筋を使って直前の1回の短時間の息継ぎだけで最後の25メートル世界中で唯一人ヘッドダウンの状態(水の抵抗が少ない)で泳ぎきった選手がいましたが、それに限界は有るようで、無いのかもしれません。
とするならば、この佐々木小次郎と同様に死ぬ迄(小次郎は死んでから、でしたが)努力を、人生に於ける創意工夫を怠るわけにはいきません!進化は止まらぬ、訳なのですから...
4、五つのルール
❶逃げないこと、❷筋を通すこと、❸嘘をつかないこと、そして、❹世界・社会・ひとの役に立つことをすること。究極は、只々❺誠実に努力すること!
(56年間生きてきて)いろいろと過去の生き方を悔やんだ後に最近つくづく思うことは、世界で、さらに人生で一番大切なこと、とはまずは❶逃げないこと次に❷筋を通すことさらに❸嘘をつかないこと、それから、それから❹世界・社会・ひとの役に立つことをすることではないか。究極は、只々誠実に努力すること!ということです。もしもう一度人生をやり直せるのなら、この5つのことだけを実践して生きていきたいと思う、今日この頃です。
診療放射線技師 : 落合 章文