寒さがゆるんだと思うとまたまた、厳しい寒気がやってくるようです!さて、リハビリの時に患者様から怪我や痛みのある時には、温めるのと冷やすのと、どちらが良いのでしょうか?という質問を受けることがよくあります。この"温める" と"冷やす"は決定的に異なることがあります。それは《炎症》があるか?ないか?なんです。この二つが分かれ道になります。温めれば血行を促しますので、炎症があれば、かえって悪化するのです。冷やすことは血行を鎮めるので、炎症を抑える作用があります。では、どのように見極めれば良いのかと言いますと痛みの種類になります。〈急性痛〉といって明らかになんらかの、きっかけがある痛み(ぶつけたり、ケガ等)は炎症ですから冷やします。しかし痛みが強ければ内部に損傷があるかもしれないので、必ず医師の診察が必要です。次に〈慢性痛〉といってずっと慢性化している痛みは温めても大丈夫です。しかし、慢性であっても急激な悪化で炎症をおこすこともあります。『これはいつもとは違う感じの痛みだ」という自分の感覚を大切にしてください。状態によっては自分で判断するのは難しいものですので、出来るだけ診察をお受けください。また、体の状態に応じて適度に体を動かしたり、筋肉を緩めたり、ストレッチや筋力をつけることも大事になってきますので、お悩みの方は当院の整形外科専門医かリハビリ専門医にお気軽にご相談ください。
わだ内科整形外科
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2025.01.20
ホットか?クールか?
(カテゴリ:リハビテーション部)