みなさま、受付の横の壁にホオズキを飾ってあるのはこ存じでしょうか?
お盆の前に飾りました。
当院では、初盆を迎えられる患者様のお宅にホオズキをお持ちしていますが、ご家族様と思い出話をさせていただいたりして今は亡い患者様を懐かしんでいます。
『迎え火』『送り火』や、キュウリやナスビで馬や牛を作ったりするのは昔やったものでした。でもホオズキでお迎えするのは全然知りませんでした。
日本のお盆では、ホオズキの赤い果実を亡くなった方の魂を導く目印として、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾るんですね。ほおずきに「鬼灯」の字を当てるのは、盆に先祖が帰ってくるとき目印となる提灯の代わりとして飾られたからだそうですよ。人は皆いつか旅立つものですが、こうして故人をしのぶことは心安らぐことですね。
余談ですが、「ほおずきを水で鵜呑みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、子供は虫の気を去る」と言われていた」んだそうです。
調べてみるとこんな逸話が、色々知れて楽しいですね。
1階 受付事務